京都の洛東道院に入門して道院長の人柄に傾倒しました。
教育法や内容が素晴らしく、人を育てる仕事にあこがれ高校教員になりました。
人間教育を昼夜共に楽しく実践しています。
(強くなる)
自分の身は自分で守る。降りかかる火の粉は自分で払う。
(負けないこと)
勝たなくてもいいから、負けない強い意志を持つ。
(座禅を組む)
命のもとは深い呼吸から。呼吸を整え健康な体を作る。心を落ち着かせ、堂々と胸を張る。
(しつけは厳しく)
良いことをしたら、しっかり褒められ、悪いことをしたら、ひどく怒られる。しつけ教育は厳しい。
(話を聞く)
他人の話を真剣に聞く習慣を身に付ける。
(人前で話す)
落ち着いて自分の思いを伝える。言葉にして相手がわかる説明を。
(集団の中で練習する)
大人・高校生・中学生・小学生・幼児と色々な年齢層と手をとりあい、教えあう練習の中で社会性を身に付けさせる。
(人間づくりの道場)
自分一人ではない。世の中の人とつながりを分からせる。少林寺拳法を通じて、自身と勇気と行動力を身に付けさせる教育をする。
開祖が行ってきたように、「して見せて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は育たず。」の通り行っています。
技の練習は厳しいばかりではありません。原則は楽しく、できている気持ちを感じていることが大切で、技は科目表、学科は読本が入門時に頒布されます。
和気あいあいの環境がないと、人は長続きしません。
瀬戸口道院長のお考えが直接に表に出るのが、前半の法話・講和の読本による学科で、分かりにくい所をどのように解説されるのか、いつも楽しみでした。
後半の技術の時間はキッチリ科目表に則り、技術向上の方法で、基本諸法を出発点に持ち出され、それがそのまま法形技術につながって行く不思議さがあります。
行事になると、祭壇飾りに特に気を配られ、ご自身がどのように育って来られたかが良く分かり、必ず奥様の手料理が登場するアットホーム的な雰囲気があります。