1990年、当時所属していた佐賀中部道院で修練していたが、周りの所属長より「早く独立したら」と声をかけられ、指導者の多かった中部道院なら独立しても大丈夫だろうと思い、開祖の「やらぬ先から諦めるな、まずはやってみなさい」という言葉に後押しされて、スポーツ少年団から設立した。
突然の本部講習会受講で独立準備を行ったため、佐賀中部道院の同僚からは「裏切り者」と言われながら激励された。
その後、専有道場を建て、2002年に組織変更の講習を受け、「金剛禅総本山少林寺 佐賀小城道院」を設立し今に至っている。
本道院のモットーは、少年部は「礼儀正しく、元気よく、仲間を認める拳士であれ」、一般では、「社会で必要とされる人間であれ」である。
そこで、普段の修練では、先ずは仲間作りのため、明るく楽しい雰囲気作りを行い、拳士が笑顔で稽古しながらお互いの技術向上につなげている。
また、少年部・一般共に準備運動・基本突きなどで進んで主座を行ってもらい、指導力向上を図っている。
技術面でも先輩拳士には、下位の拳士への技術指導も依頼しながら自信を着けさせている。
修練の最後には、道院長より必ず講話を行い、少林寺拳法の目指すところを話して終わっている。
少林寺拳法の目標である、「自己確立」、「自他共楽」を目標とし、揺るがない自分造り、社会で必要とされる人間を目指し指導に当たっています。
手段としては、自分の弱さに負けないように、
「できるだけ修練は休まない」、
「技術の向上で自信を持てる」、
「自分の意見をしっかり言える」、
「頼まれたことは断らない」、
「周りの人々への感謝」ができる人間になろう」
です。
また数多くの楽しめる行事や、地域社会の行事にも参加しながら、お互いが遠慮せずに触れあい、信頼できる仲間作りと社会への貢献を目指しています。
道院長は、元中学校教師ということもあり、教え子とその子どもが同時に入門するという親子拳士が多い。
また、小学生・中学生拳士も多く修練では、仲間作りのため、明るく楽しい雰囲気から入り、準備運動や基本突きは、当番を決めて自主的に進めている。
技術面でも先輩拳士には、下位の拳士への技術指導も行いながら自信を着けさせている。
また、演武修練時も熱心で、武道としての迫力を目指して取り組んでいる。
修練の最後には、道院長より必ず講話があり、少林寺の目指すものと実践の大切さを話して終わっている。
保護者会も熱心で新春法会での鏡開き式や宗道臣デイなど、各種行事で積極的に応援してもらっている。
松田道院長は、いつも元気ではつらつと指導して頂きエネルギーがすごいです。
拳士は小学生から、大人までそれぞれに在籍し、みんな和気藹々と楽しく修練しています。
行事は、元日に恒例の新春ランニングがあり多くの拳士や保護者が参加します。
春の小城町主催の観桜大会で少林寺拳法競技が長年行われ、老人ホーム訪問、夏の合宿(2年間中止)、秋には天山登山もあります。
その他いろんな催しがあり、拳士や保護者も積極的に参加し盛り上がっています。
「礼儀正しく元気よく、仲間を認める拳士であれ、社会に必要とされる人間であれ」をモットーに、仲良く楽しくそして厳しさも忘れず日々修練に励んでいます。